幕府山砲台航空写真の検証[06]④篆塘

幕府山砲台航空写真の検証ic 第13師団
幕府山砲台航空写真の検証ic
幕府山砲台航空写真の検証 総目次
1.はじめに
2.検証素材
3.①上元門
4.②上元門―上元門崗道路
5.③上元門崗
6.④篆塘
7.⑤蔡家窪
8.⑥雷庫
9.まとめ
10.参考資料

④篆塘 

▼篆塘

篆塘
篆塘

▼地図拡大

篆塘 地図拡大
篆塘 地図拡大

▼篆塘 航空写真

篆塘 航空写真
篆塘 航空写真

[1]建物が数棟確認できる。当時、中国の民家で見られた中庭のある長屋形式の建物だろうか。

[2]小さい建物が確認できる。地図をからするとこの場所の南側にも数棟の建物があり、賈家橋という地名が書かれている。[1]と合せて、賈家橋の村落の北端と言える。

[3]地図上ではここから南側にかけて篆塘という村落があるが、航空写真からは外れている。篆塘のさらに南に五北という地名の部落がある。洞富雄氏・和多田進氏が「幕府山の捕虜処刑に関する「新説」批判――さようなら板倉氏」『南京大虐殺の研究』で捕虜収容所の位置と主張した五百村は、おそらくこの地図でいう篆塘から五北にかけての位置となると思われる。いずれにしても航空写真での確認が出来ないのが残念である。

洞・和多田説は下図を参照のこと。

▼『南京大虐殺の現場へ』p.134 ※×印が洞・和多田説における収容所の位置

『南京大虐殺の現場へ』p.134
『南京大虐殺の現場へ』p.134

▼『南京大虐殺の現場へ』p.135 ※×印が洞・和多田説における収容所の位置

『南京大虐殺の現場へ』p.135
『南京大虐殺の現場へ』p.135

▼洞・和多田説を下図に表記した。上記2図の想定位置がずれているように見えるため、位置を絞り込むことが出来なかった。

洞・和多田説 地図表記
05 ③上元門崗[前ページ]06 ④篆塘[次ページ]07 ⑤蔡家窪

コメント

タイトルとURLをコピーしました